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損害保険とは

さて保険と言うものの存在意義やその価値観について、ある程度のイメージくらいはご理解いただけたものかと思います。安心安全をできれば末永く、しかもできるだけ安い掛け金で実現できればいうことなしだ、というところまではお話をしている私も理解できます。ただ保険に関しては、調べれば調べるほど、理解すれば理解するほど、さらに深い知識と見識が求められるような考え方の商品がたくさんありますから、なかなか全体を一気に把握するのは難しいのかもしれませんね。それでもおおよその概念は理解しておけば、いざという時にもとっつきやすいというのは言うまでもありません。

生命保険の次に代表的な保険として、損害保険というのがあります。字を見ただけでだいたい想像できそうですが、損害保険会社が取り扱う保険商品の総称で、略して損保(そんぽ)とも呼ばれます。風水害などの自然災害や、自動車の衝突事故など、世の中に起こりうる偶然な事故によって生じてしまった損害を補償するのが目的であります。生命保険の保障とは少し違いますよね。突発的な物事に対して、深く補う役割を持っているわけですね。保険会社が予想する損害率におうじて保険料(損害保険料)が定められます。

さてそんな損害保険ですが、大きく分けて自動車保険や火災保険などのノンマリン分野と貨物保険や船舶保険などのマリンつまり海分野とがあるそうで、大きく陸と海の分野に分かれていると解釈したらいいでしょうか。詳しくはのちほどお話します。

損害保険の歴史

世界の損害保険は紀元前2000年ごろのバビロニアで、物資の運搬を旅証人に依頼し物資の持ち逃げを防ぐため、依頼主たちは旅証人たちの家族や財産を担保として預かっていたそうです。もっとも古い「損害保険」の考え方と言えるでしょう。日本はじめての損害保険会社は、三菱グループを作った岩崎弥太郎が参加して、渋谷栄一が世話人になった海上保険会社だそうで、明治に入ってのことです。その種類についてはこれからお話します。